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世界農業遺産「語り部」育成研修を開催しました
イベント・レポート

「国東半島宇佐地域世界農業遺産」の意義やこの地域の魅力を、多くの人に語り伝える『語り部』を育成するための研修会を、平成29年12月2日(土)・3日(日)の両日開催しました。
今年度は、立命館アジア太平洋大学(APU)の学生を対象に、インバウンド対策のため外国語対応ができるAPUの学生に国東半島宇佐地域世界農業遺産について学んでもらい、国東半島宇佐地域のアンバサダーとして今後活動をしてもらうことを目的に実施しました。
研修会では、世界農業遺産の現地見学に加え、「話し方」の講座も行い、修了者は国東半島宇佐地域世界農業遺産の『語り部』に認定しました。
現地研修として、1日目は、両子寺(国東市)を訪れ、寺田豪淳副住職から寺の歴史や六郷満山文化の説明を受け、午後から七島藺学舎(国東市)では、くにさき七島藺振興会林浩昭会長から七島藺の歴史や現在の生産状況などの説明を受け、また七島藺工芸士の河野恵美さんによる七島藺ワークショップを受講しました。
2日目の現地研修として田染荘(豊後高田市)を訪れ、ため池やシイタケほだ場の見学を行い、荘園の里推進委員会(河野委員長・蔵本事務局長)から、原木シイタケ栽培に関する説明を受けました。
午後からは、別府大学の佐藤敬子教授から「話し方講座・マナー」として、実践を交えながら、挨拶の仕方、正しい敬語の使い方などを学びました。
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会の林浩昭会長から国東半島宇佐地域世界農業遺産の特徴などについて講義を受けました。
最後に、2日間の研修を受講した参加者には林会長から、七島藺で編んだ首紐の「語り部」認定証を交付しました。
今後、「語り部」に認定された皆さんには、様々な機会を通じて多くの方々に、国東半島宇佐地域世界農業遺産の素晴らしさを語り伝えていただきたいと思います。

(「語り部」名簿を最下段に掲載しています)

研修会の様子

両子寺(国東市)

両子寺 寺田豪淳副住職から、両子寺の歴史や六郷満山文化に関する説明

七島藺学舎(国東市)

くにさき七島藺振興会 林浩昭 会長から七島藺の歴史や現在の生産状況などの説明

七島藺学舎(国東市)

七島藺工芸士の河野恵美さんによる七島藺ワークショップ

田染荘(豊後高田市)

荘園の里推進委員会(河野委員長・蔵本事務局長)から、田染荘やため池に関する説明

「話し方・マナー講座」(杵築市 農業文化公園)

別府大学 佐藤敬子教授による「話し方・マナー講座」

国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会 林浩昭会長の講演

国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会の林浩昭会長から世界農業遺産(GIAHS)の概要や
国東半島宇佐地域世界農業遺産の特徴について講義

「語り部認定証」交付

林会長から「語り部」認定証の交付
林会長とAPUカゼム准教授
「語り部」全員で記念撮影

 

平成29年度認定者名簿(APU)

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